かぶせ茶は奥が深い

温かいお茶の季節、かぶせ茶の出番

 めっきり寒くなりました。 空気が乾燥して口が乾く季節に入ると、日本茶の出番です! 日本茶ファンのみならずとも、温かいお茶が恋しくなって来たのではないでしょうか。

 さて、玉雲堂で人気の『かぶせ茶』ですが、本当に多くのお客様にご愛飲していただいております。 人気の要因は何といっても‘リーズナブルなのに旨みがよく出る’ところでしょう。

 

かぶせ茶は熟成とブレンド

 茶商の立場から言わせていただくと人気の味を支えているは熟成とブレンドです。 この熟成とブレンドは約20年間ほとんど変えておりません。 ただ、単にそのままというわけでもないのです。 かぶせ茶はもはや玉雲堂の屋台骨となっているお茶と言って過言ではありませんから、 このかぶせ茶が他のお茶や他の産地と比べてどうか?味は落ちていないか? 一口にかぶせ茶といってもかぶせる日数やタイミングの違い原料の違いで微妙な違いが現れますので、 弊社では産地問屋とともに日々お茶の味や品質のチェックを重ねているのです。 今の味で満足していただいているお客様にも、もっといいものを提供したいという思いで研究を重ねております。

 写真は三重県から行商にこられた産地問屋の方とテイスティングの一幕。 三重県のお茶は京都や静岡に原料として買われていきます。それだけに良質な土づくりや畑の管理にプライドもあるようです。 蛇足でこんなエピソードもありました。 ペットボトルの原料には4番茶(秋に収穫)が多く使われます。春の1番茶などは高すぎて原料には向かないからです。 しかし、近年ペットボトル用の原料の需要が増加し、4番茶が3番茶よりも高く取引されているそうです。 市場原理が招く不可解な現象ですね! ちなみに弊社の様な日本茶の専門店では1番茶をメインに扱っております。 味が似ていても1番茶の生命力は段違いですよ。

 

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【お茶の木は10月頃、ちょうどこの時期に白い可愛い花を咲かせます。】

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