2024年荒茶生産 鹿児島県が静岡県を上回る
こんにちは!
長らく荒茶の生産量トップを維持していた静岡県ですが、2024年の荒茶生産量部門においては鹿児島県が首位となりました。※荒茶とは、畑で摘んだ茶葉を蒸して揉んで乾燥させた茶を指します。
理由としては、生産者の高齢化・茶価の下落により生産者が減ったことが一つの要因と言われている。
国内での茶葉流通には限界があるため、積極的な海外への輸出が光明となるだろうか。
日本人が日本茶を飲まない・急須で淹れたお茶文化の衰退
日本茶の消費において顕著な問題となっているのは、家庭で急須を使用してお茶を飲む機会が減ったことである。
玉雲堂本店では職場実習で学生さんを受け入れているが急須を見たことがない・何をする道具かわからないという声があった。
一方でペットボトル茶は飲んでいるそうで、理由としては手軽にさっぱり飲み易いから・ジュースに比べて健康的なイメージがあるからだそうだ。
親世代に急須で淹れたお茶の良さを訴求しないことには、未来の日本茶ユーザーは減る一方だと感じる。
メジャーリーガーの大谷選手が伊藤園さんとコラボしたことで、お茶の露出は増えている。後は我々小売店がいかに日本茶の魅力を訴求するかが鍵ではないどろうか。
玉雲堂社長の想い
社長「まずは鹿児島おめでとうございます。肌感覚でも九州のお茶の人気は感じますし、何より勢いを感じます。静岡にとっては悔しい結果ではありますが、長きにわたってお茶王国のブランドを維持してきた力は健在だと思うのでこれからの静岡には目が離せません。抹茶の世界的な人気が国内のお茶消費と比例すると茶商としては嬉しいのですがそう簡単ではないでしょう。私なりのキーワードは健康・手軽・美味しいの3つだと思いますよ。世の中がどんどん簡便化に向かい難しい・面倒な工程はあまり受け入れられなくなっているように思います。健康志向の世の中ですからお茶がもっと受け入れられても良いなぁとは思います。さっとお茶の栄養を摂りたいならば粉末茶がおすすめではありますが、急須で淹れたお茶の美味しさをまだ飲んだことが無い方は1度だけでも飲んでほしいですね。なぜお茶なのかの答えを我々茶業界は届けていきたいですね」
最後までお読みいただきありがとうございました!!!
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