・内容量 100g

・原材料名

茶(静岡県産)

・賞味期限

概ね1年

・商品説明

深蒸し茶

茶の製造方法の一種で、生茶葉から煎茶を造る最初の工程である「蒸し」の時間を、1分から3分程度と長く取るものを深蒸し茶といいます。
緑茶製造の第一工程として、茶葉を通常は30秒から40秒程度蒸して茶葉の細胞を破壊し酸化酵素の活性を失わせます。60秒から100秒程度蒸すと深蒸し茶と呼ばれ、180秒まで蒸すものは特蒸し茶と呼ばれます。
静岡県の山間の本山茶や川根茶に比べ、牧之原を中心にした地域の茶葉は日照時間が長いため肉厚となり、従来の製茶方法では青臭さが残り旨みの抽出も少なくなることから深蒸し製法が採用されました。蒸した後の処理によって粉茶状の茶葉が混ざるため、深蒸し茶は通常、深緑色で濁って見える。
●浅蒸し茶・・・蒸し時間が10秒から20秒程度
●中蒸し茶(普通蒸し茶)・・・蒸し時間が30秒から40秒程度
●深蒸し茶・・・蒸し時間が60秒から100秒程度

性質上、粉のように細かい葉が多くなりがちなので、急須の目詰まりを起こしやすくなります。そこで深蒸し茶用急須(茶こし網が大きく細かい)を使うことで、目詰まりがしにくくなります。
カルキ臭に強い特性があり、集めのお湯で淹れても美味しく出せるのが人気の秘訣です。

テレビ番組で長寿の里として紹介された掛川市。掛川で採れたお茶を普段から飲む機会が多く、そのことが長寿につながったのではないかと考えられました。しかし、掛川市の深蒸し製法が他地域と異なるものではありません。

お茶栽培に適した豊かな自然
温暖な気候と適度な雨量、なだらかな傾斜地の多い地形など、掛川市は茶の生産に適した自然環境に恵まれています。
掛川で茶の栽培が始まったのは400年前と言われています。

世界農業遺産「静岡の茶草場農法」
掛川市内の東部地域を中心に「茶草場農法(ちゃぐさばのうほう)」と呼ばれる独自の伝統農法によりお茶の栽培が行われています。茶畑の周りに点在する草地からススキやササなどの草を刈りとって、秋から冬にかけて茶畑に敷く農法です。この農法で作られたお茶の質は高い傾向にあります。

深蒸し茶の銘産地
掛川で生産された茶は全国茶品評会において、権威のある賞を連続で獲得するなど日本国内で非常に高い品質を誇ります。

製法
日本茶(緑茶)は摘んだ生葉をその日のうちに荒茶工場へ運び、高温の蒸気で蒸して葉に熱を加えることによって、生葉に含まれる酵素の働きを止め、美しい緑水色のお茶に仕上げます。掛川で収穫される茶葉は、深蒸し茶の製造に適した葉肉の厚い、味の濃い茶葉です。蒸し時間を通常の煎茶より長くすることで、葉の芯まで熱を通し、濃厚で甘く深い味わいのお茶になります。掛川市内には約500軒の農家が茶の生産をしています。摘み取った茶葉を「荒茶(茶葉を摘んで蒸気をあて発酵を止めた葉)」に仕上げる製茶工場は規模の大きな共同工場だけでも、20軒程あります。先代から受けつかれた技術・最新の技術を織り交ぜ質の高い掛川茶を今日も育んでいます。

職人
茶農家が製造した荒茶は、茶問屋の茶師によって「ブレンド」「火入れ」「選別」などの仕上げ加工を行い、消費者に届けられます。これらの工程は機械任せでは不可能な、豊富な経験と卓越した技術が必要になり、掛川茶の味と香りを決める重要な要素となります。

玉雲堂のエピソード

名産地の名を冠した煎茶ですが、多くの方のイメージは「ためしてガッテン」ではないでしょうか。当時の健康ブームと相まってお茶に含まれるカテキンが番組で注目されて、一過性ではありましたがお茶屋さんの茶葉が開店早々無くなったという日が続きました。もちろん、スーパーのお茶コーナーにも他社様の掛川茶がありましたがこちらも売り切れ。テレビの力を地方弘前のお茶屋は感じました。

話題性ばかりのお話をしてしまいましたが、掛川茶は深蒸し茶でございます。そのため茶葉は細かく急須によっては茶葉が詰まりやすい場合がございます。しかし、味わいは流石の一言です。バランスがしっかりとれていながらも深蒸し茶を飲んだ後の「お茶を飲んだ満足感」を損なうことがない仕上がりになっています。

・水色

 

・茶葉

・スタッフの声

人気の高いお茶です。通常の深蒸し茶と比べても、味や飲みやすさの点は、こちらの方がパフォーマンスは高いように感じます。

また、掛川はお茶の名産地としても有名なだけでなく長寿の町としても有名ですね。